言葉は似ているけど違う？永代供養と永代使用の違いを解説！

よく混同されがちな用語に、永代供養と永代使用があります。実は2つの意味はまったく異なるので、誤って使用しないように気を付けなくてはいけません。とくに、寺院や霊園などと永代供養について話し合うときに、用語の定義を理解していないと、話が前に進まなくなります。また、勘違いも起きやすいので気をつけましょう。

そもそも永代とは永遠ではない

2つは同じ意味ではありません。混同しないようにしましょう。

未来永劫のことではない

遺骨の安置期間には限りがあります。永久に供養するわけではありません。一般的に契約時に期限を決定します。

永代使用とは

土地の一部を使用する権利を得ていることを指します。ただし、あくまで土地は寺院や霊園などのものであり、購入したわけではありません。また、土地の使用方法もあらかじめ決められています。転売や譲渡も禁止されているので理解しておきましょう。

寺院の区画を永代にわたって使用できる権利を指す

一般的に墓を購入すると表現されます。ただし、寺院や霊園から土地を購入するわけではありません。あくまで、寺院や霊園の土地の一部である区画を永代にわたり使用できる権利を得ていることになります。

また、使用用途も限定されています。墓参りや清掃などの指定された目的以外で土地を使用できません。そして、転売や譲渡などの一般的な不動産の取引で実現できることは不可能なので理解しておきましょう。

永代供養との違い

まったく意味が異なるので理解しておきましょう。意味を理解せずに使用していると、恥ずかしい思いをするでしょう。

永代供養は寺院や霊園が遺骨を預かって永代にわたって供養すること

これまでは代々の墓に家族が眠るようになっていましたが、未婚率の増加や少子化などで墓を継承する方法ではなく、寺院や霊園などで供養する墓が増加しています。一般的には33回忌や50回忌などの区切りまで個別に墓参りし、その後は改葬されることがほとんどです。

ただし、その後はほかの遺骨と一緒に納められるので、それについて抵抗がある人は、そのような方法を望まないほうがよいでしょう。現代は時代の変化に伴い、急速にニーズが高まっており、郊外や田舎などでは霊園などが多く建設されています。

意味がまったく異なる

永代にわたって寺院の区画を使用できる権利を指す永代使用は、寺院の区画の使用権を売買しているにすぎません。寺院の区画を購入しているわけではないので、使用という用語が用いられています。

永代供養は、寺院や霊園などが遺骨を預かって供養することです。意味がまったく異なるので混同しないようにしてください。

供養や管理を一任できるのが永代供養のメリット

遠方に住んでいる人も安心できる理由は、供養や管理を霊園などに一任できることです。墓の管理のために帰省するのが難しい家族もいるでしょう。誰かほかに管理してくれる人がいないか悩んでいる人もいるでしょう。

こちらのメリットは、そのような悩みや不安を解消できることです。ただし、すべての要望を霊園などが聞き入れてくれるわけではありません。供養の回数などはあらかじめ決められていることが多いので、細部は確認しましょう。

個人墓より一般的に費用が安いのがメリット

個人の墓を用意するよりも一般的に費用が安くなります。ただし、さまざまな形式のものが用意されていて、個人の墓に近いものもあります。その場合は費用が高くなることが予想されるので確認しておきましょう。

宗派を問われないのがメリット

たとえば、親と子の信仰している宗教が違っても、同じ墓に入れないことはありません。宗派を問わない場合がほとんどなので安心してください。ただし、特定の宗派で供養されるので、それを了承できる場合のみ依頼するようにしましょう。

アクセスしやすい立地が多いのがメリット

寺院はアクセスしやすい立地を考慮して建てているわけではないので、駅や幹線道路から離れている場所にあることが多いです。そのため、公共交通機関を乗り継いで寺院に向かうことがあるでしょう。

いっぽう、霊園などの施設は家族で墓を訪れる人たちを想定して立地を選定しているので、多くはアクセス良好な場所に設けられています。また、駐車場も広いので、満車で車が止められないということもないでしょう。

改葬や分骨ができない場合がある

合同墓などに納骨した場合は、お墓をほかの場所に移すことや分骨が不可能になります。これは、特定の遺骨だけ取り除けないからです。後になってそのようなつもりではなかったと悔やまないために、改葬や分骨ができない可能性について確認しておきましょう。

弔い上げ後は供養されないケースもある

半永久的に供養するのを希望する場合は事前に相談するようにします。それが可能であれば依頼しましょう。一般的には33回忌や50回忌などの区切りが弔い上げとなります。

まとめ

現代は少子高齢化と未婚率の増加により永代供養を希望する人が増加しています。霊園などに依頼するときは、しっかり担当者の説明を聞くようにしましょう。また、あらかじめ永代供養の期限を決めておく必要があるので理解しておきましょう。不慣れな人や不安がある人は、担当者に相談してください。詳細はインターネットでも調べてみましょう。

キャプチャ
会社名	持明院「はすの会」	一心寺	大阪メモリアルパーク	霊園墓石のヤシロ	海泉寺
強み	お寺による管理で信仰心に基づいた厳粛な供養が期待できる	大阪市の無形民俗文化財にも指定され、年中無休で参拝可能	大阪市街を一望できる大パノラマなど美しい景観と利便性を兼ね備えている	大阪府及び兵庫県を中心に関西地方において葬送トータルサービスを提供	永代供養を中心として従来型の屋外墓地や海洋散骨にも対応
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おすすめの永代供養寺院・霊園5選！

商品画像
商品名	持明院「はすの会」 高野山の納骨と永代供養墓	一心寺	大阪メモリアルパーク	霊園墓石のヤシロ	海泉寺
特徴	どんな人でも永久に供養。持明院での永代供養を実施。冬場に雪が降っても交通機関は麻痺しません。冬の高野山を満喫してく ださい。	納骨、おせがき、千躰仏、断酒祈願等、独自の仏事を実施。	生駒山の自然と地形を生かした、美しい景観の霊園。	関西エリアにて、明確な葬送トータルサービスを提供。	丁寧な永代供養を行う、地域に根付いた歴史ある寺院。
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