永代供養にはどんな種類があるの?
ここでは永代供養にどんな供養方法があるのか、供養を行う場所の種類や珍しい散骨方法などをご紹介します。
供養の種類
供養の納骨方法は大きく分けると2種類あり、「合祀型」・「個別型」があります。
合祀型
合祀型とは、他の人の遺骨と一緒に遺骨を納骨する方法です。メリットとしては、遺骨管理がしやすくなるだけでなく、納骨するための土地面積が少ないため費用がかなり抑えられることが挙げられます。
デメリットは納骨後は遺骨の取り出しが不可できないため、埋葬場所の移動も対応できないことです。
■対応一覧
はすの会 | – |
一心寺 | 〇 |
大阪メモリアルパーク | 〇 |
霊園墓石のヤシロ | 〇 |
海泉寺 | – |
個別型
個別型は、合祀型とは反対に他の人の遺骨と分けて納骨する方法です。個別墓や納骨堂に納めるのも、こちらに分類されます。メリットは、遺骨がきちんと管理されること・継承者がいなくても対応可能なことが挙げられます。
ただし、デメリットとしては個別型自体を用意しているところが少ないこと、契約期を過ぎると合祀する場合が多いこと、最初から合祀するより費用が高いことが挙げられます。
■対応一覧
はすの会 | 〇 |
一心寺 | – |
大阪メモリアルパーク | 〇 |
霊園墓石のヤシロ | 〇 |
海泉寺 | – |
場所の種類
納骨する場所は屋外と屋内の2つがあり、屋外で納骨する方法と屋内で納骨する方法で更に細かく分かれてきます。
屋外の場合
屋外で納骨する場合は「合祀」・「納骨塔」・「納骨壇」の3種類があります。合祀は故人の遺骨を合祀墓に埋葬し、他の遺骨と一緒に納骨する方法です。お墓の形は墳丘墓が多いです。
納骨塔は供養塔の下に遺骨を納める方法です。後に合祀されることが多いですが、地下で遺骨が埋葬されるケースもあるようです。納骨壇は遺骨を故人1人1人に分けて、納骨する方法です。会葬や分骨にも対応できるのがメリットです。
■対応一覧
はすの会 | 一心寺 | 大阪 メモリアルパーク |
霊園墓石のヤシロ | 海泉寺 | |
合祀型 | ○ | ○ | |||
納骨塔 | ○ | ||||
納骨壇 | ○ | ○ |
屋内の場合
屋内で納骨する場合は、「ロッカー型」・「霊廟型」・「自動搬送型」に分かれてきます。ロッカー型は、納骨堂にロッカーのような箱に遺骨を納めて、安置する方法です。
霊廟(れいびょう)型は専用の施設内に設置している、上下二段式の壇の下段に納骨する方法です。自動搬送型はビル型納骨堂の別称もあり、カードで受付をすると専用のスペースに故人の遺骨が自動で搬送される方法です。
■対応一覧
はすの会 | 一心寺 | 大阪 メモリアルパーク |
霊園墓石のヤシロ | 海泉寺 | |
ロッカー型 | ○ | ||||
霊廟型 | ○ | ||||
自動搬送型 |
その他珍しい種類
その他納骨ではなく散骨で供養する方法もあり、主に海洋散骨、宇宙葬などがあります。
海洋散骨葬
遺骨を粉末状にして遺灰にしたものを、海に撒く散骨方法です。散骨後は献花と献酒して故人を送る流れになります。
立会いはせず住職が代行するか、遺族が立ち合いできるものがあります。通常は日本国内の海で散骨しますが、人によっては外国の海で散骨する場合もあるそうです。
費用は立会い無の代行型が5万円前後、他の家族と合同で散骨する場合は10万円前後、遺族だけで30万円前後程度と言われています。
宇宙葬
遺骨を宇宙で散骨する方法になります。遺灰をバルーンに入れ空に放すものや、専用カプセルに遺骨や遺灰を入れ、ロケットで宇宙に打ち上げるものがあります。
ロケットを使用する場合は100万円を超える場合がありますが、バルーン打ち上げの場合は20万円前後程度だそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このように永代供養にも様々な供養方法があります。
これを参考にして頂き、ご自身の希望や考えに合った供養方法を寺院・霊園の方と相談しながら選びましょう。